バンプレストオリジナル ごちゃまぜ開発史
最終修正:2013年8月3日
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【プロジェクトUR(Ultimate Robot)】
「スーパー(超)ロボットを上回るアルティメット(究極)ロボットを開発する」というコンセプトのもと、
エリック・ワンやキサブロー・アズマら、優秀なロボット工学者やエンジニアたちとともに進められたプロジェクト。
見方によってはビアンの趣味と親ばか大爆発に見えないこともない。
ヴァルシオン級だとか、スーパー・マシンナリー・ヒューマノイドだとか、アーマード・モジュールだとか、
いったいどのカテゴリに属するのかよくわからない系譜である。
DCAM-001(EI-YAM-001/SMH-01) ヴァルシオン
│
│ DC総帥であるビアン自らが乗る究極ロボ。
│ 身長57m体重550t(55.0t) というあたりがロボットマニアだったビアンの趣味の現れか?
│ 常にリューネにデザインが気に入らないと拒絶され続ける悲惨な機体。
│
│ 【OG】プロジェクトURのもとで開発されたDCのフラッグシップ的機体。ビアン自らが駆る。
│ テスラ・ドライブなどEOTを応用した最新技術が用いられているが、EOTそのものは使われていない。
│ 強力な武装を積んだ、1機で戦局を変え得る機体である。
│ 特機はすべて知的生命体に与える威圧感を考慮してデザインされているが、このヴァルシオンは
│ それを突き詰めたような、禍々しさすら感じさせる「見た目のインパクト」を重視した威容となっている。
│ 【α】DC本部にて、スーパーマシンナリー・ヒューマノイドの1号機としてロールアウト。
│ おそらく形式番号はSMH-01(ヴァルシオーネがSMH-02なので)。
│ 【第x次】ビアン総帥の乗る究極ロボとして登場。
│ しかし、その後、インスペクター事件の際に複製されたり、ラ・ギアスに召喚されたりと、
│ ビアンの死後も彼の理想を嘲笑うかのように何かと利用されてしまう。
│
├─ DCAM-001C ヴァルシオン改
│ │
│ │ 【OG】ビアンの死後につくられた機体。後の量産化を視野に入れた先行量産型で、7機がつくられた。
│ │ 搭乗者は下記の通り。
│ │ 1号機:シャイン・ハウゼン
│ │ 2号機:テンペスト・ホーカー
│ │ 3号機:テンザン・ナカジマ
│ │ 4〜7号機:未登場
│ │ テンペストとテンザンは、ともに搭載されたゲイム・システムに耐えきれず精神崩壊を起こした。
│ │ シャイン王女は辛うじてハガネ隊に救われ、以後1号機はハガネで有効利用される。
│ │ ついでに後でシャインも有効利用されている。
│ │ なお、シュウのネオ・グランゾンとともに出てくるヴァルシオン改も、先行量産型の数と同じ7機であるが、
│ │ こちらはシュウが新たに建造したものである。
│ │ 【第x次】ビアンの死後、DCを離反した元幹部によってつくられた強化改良型。
│ │ また、ラ・ギアスには4体が召喚されている。
│ │ その後、残っていた設計図をもとに再び作られ、ゲストに利用された。
│ │ 【OGDW】4機が登場。
│ │ 1号機:アードラー・コッホ
│ │ 2号機:テンペスト・ホーカー
│ │ 3号機:テンザン・ナカジマ
│ │ 4号機:シャイン・ハウゼン
│ │ 結末はOGシリーズとほぼ同じ。アードラー機は逃げる途中にゼンガーの零式に一刀両断された。
│ │ (メモ:形式番号のソースは第20話のアイキャッチ)
│ │ 【八房】『Record of ATX』にて、1機が回収されて、ホワイトスターでの最終決戦時にラーダさんがクンダリーニ。
│ │
│ └─ DCAM-001M ヴァルシオン改
│
│ 生産されたかは兎も角として、おそらくあるはずであろう量産型のヴァルシオン改。
│ ないと後述のタイプCFの形式番号の説明がつかないので。
│
│ ●DCAM-001MCF ヴァルシオン改 タイプCF
│
│ 【OG】DC再起を目論むテロリストが隠し持っていた機体。
│ 先行量産型についていたフレキシブル・アーム部分をブースター・ユニットに変え、装甲も強化がされている。
│ また、姿勢制御用のバーニア・スラスターを増設し、宙間戦闘用に調整されている。
│ パイロットはニャンコ先生の通称でおなじみ、ロレンツォ・ディ・モンテニャッコ。
│ 他にユルゲン機とラミア機があり、こちらにはもとのヴァルシオンと同じくメガ・グラビトンウェーブが
│ 搭載されている。
│ 【八房】『狡兎死して走狗烹らるか?』に登場。初登場はこちら。
│ 量産先行型のヴァルシオン改の余剰部品を集めて組み上げたもので、それをさらに宙間戦闘用に
│ デチューンしている。
│
└─ DCAM-002(EI-YAM-002/SMH-02) ヴァルシオーネ
│
│ リューネ・ゾルダーク専用の人型機動兵器。
│ リューネが、デザインが気に喰わないことを理由にヴァルシオンに乗るのを拒否したため、ビアン博士が作った。
│ ヴァルシオンに比べて機動性や動作の柔軟性を重視した機体コンセプトになっている。
│ 動力伝達にABMD(人工骨格筋肉駆動)システム(=人口筋肉)が使われていて、滑らかな動作が可能な上、
│ 表情が変わるという無意味で不気味な機能までついている。
│ また、風になびく髪の毛状のものは放熱機構兼スタビライザーである。
│ これもある意味ヴァルシオンと同じく「見た目のインパクト」を重視した結果なのだろう。
│
│ 【OG】ヴァルシオンシリーズ2号機。
│ ヴァルシオンと同じくクロスマッシャーやディバインアームを装備していて、高い攻撃力を持つ。
│ また小型化されたテスラ・ドライブも搭載している。
│ 【α】スーパー・マシンナリー・ヒューマノイドの2号機としてロールアウト。
│ しかし、直後に木星圏へと拉致された。
│ 【第x次】女性型究極ロボ。
│ 武装はサイバスターを参考にしていて、ヴァルシオンとは違ったものになっている。
│ 【八房】『Record of ATX』にて、初登場時にはヴァルシオンのような装甲にすっぽり身を包んでいて、
│ 一見すると小型化されたヴァルシオンのようにも見える。
│ サイバスターとの勝負を決したアカシック・バスターを受けて、初めて本来の姿を現した。
│
└─ SMH-02 ヴァルシオーネR
ヴァルシオーネを改修した機体。
全体的に頭身が高くなって、より女性らしくなっている。
【α】木星圏に拉致された後、異星人の技術によって改修された。
動力源に試作型の量子波動エンジンが用いられている。
イレギュラーな改造だったためか、形式番号に変更はない。
【第x次】【魔】
ラ・ギアスの錬金学を用いて改修された機体。
【グランゾン】
シュウ・シラカワが開発した専用機。
異星人の技術どころか怪しげな理論までふんだんに使われていて、SRXよりよっぽど不安定そうだが、そういう設定はない。
通常の動力源の他に、駆動プログラムの中にカバラ・プログラムが組み込まれていて、アストラル・エネルギーも利用が可能。
必要ならばシュウの念波で遠隔操作もできる。
火力、及び、装甲重視の機体コンセプトで、武装面ではブラックホールを応用した縮退砲をも搭載していて、非常に強力である。
開発者には、シュウ・シラカワ自身の他に、エリック・ワンの名も挙がっている。
エリック・ワン曰く「もしパイロットが人知を越えた能力を持っていればグランゾンは1日で全世界の戦力を壊滅させることが可能だろう」。
……実際、シュウは変態なので、おそらく造作もありません。
DCAM-00(R-0/EI-YAM-003) グランゾン
│
│ 【OG】EOTI機関で(後のDC)開発された対異星人戦闘用アーマードモジュール。
│ 動力源にはEOTを応用してシュウ自らが作った対消滅エンジンが用いられ、装甲素材には素粒子段階で
│ 強化された超抗力チタニウムが使われている。
│ 形式番号はなし。
│ 【α】DCの予算の実に3分の2が注ぎ込まれたという。
│ ヴァルシオン級の3号機であるが、ロールアウトが最初だったため、形式番号はDCAM-00となっている。
│ また、ノウハウがRシリーズに受け継がれているので、『R-0』 の機体コードも与えられている。
│ 動力源である対消滅エンジンの他に、グラビコンシステムやT-LINKシステムなどが搭載された高性能機である。
│ 装甲素材には魔術的処理を施したゾル・オリハルコニウムが用いられている。
│ また、理論上、同時に65535の目標に対して攻撃が可能。加えて、亜空間ゲートを開く能力まで有している。
│ このグランゾンと互角以上に戦えるのはアストラナガンのみだが、しかし、この2機が戦えば宇宙が崩壊する
│ とも言われている。
│ 【第x次】【魔】
│ 国連がゲストから提供された技術をもとにして完成させた武装機甲士。
│ メタ・ネクシャリストであるシュウ・シラカワが開発設計の全般を担当していた。が、完成直後、シュウがこれを強奪してしまう。
│ 動力源にはゲストのブラックホール機関が組み込まれているが、ブラックボックスになっている部分に
│ 剥き出しの特異点が位相をずらした状態で仕組まれており、一連の異常事態を引き起こす確率的な原因と
│ なっていた。ある意味で地球圏に混乱を呼び込んだ諸悪の根元と言える。
│ 【OGDW】形式番号はEI-YAM-003。
│
└─ ネオ・グランゾン
【OG】【α】【第x次】【魔】
グランゾンの錬金学と呪術で強化を施した機体。
シュウに言わせると、ネオ・グランゾンこそが真の姿であり、グランゾンはその真の姿を封印する外装、となる。
ネオ・グランゾンへの変貌は、ブラックボックス"リドル"のネットワークを介してヴォルクルスの力を引き込むことで起こる。
このリドルは、まだヴォルクルスの支配下にあったシュウがグランゾンの開発段階で半ば強引に組み込んだもので、
当時は単に"出所不明の性能強化システム"と認識されていたが、その正体は邪神の加護と支配の受信機だったわけである。
リドルのネットワークは"マハーカーラ"と呼ばれ、肩にある"ヴォルクルスの羈絏(きせつ)"にその中核を置き、
カバラ・プログラムによって管理される。
鋼龍戦隊に挑んで敗れたことで、シュウは一度死亡。その際にヴォルクルスの支配を脱した。
機体はグランゾンの姿に戻ってしまったが、シュウはマハーカーラを解析した上で、ネオ・グランゾンへの変貌能力を未だ残していると
言葉の端々で匂わせている。
また、背部の後光のようなパーツはバリオン創出ヘイロウで、エーテルの揺らぎから重粒子バリオンを取り出し、超質量を得、
数々のブラックホール兵器を運用している。
この姿になって初めてグランゾンの究極の兵器、縮退砲が開放される。