バンプレストオリジナル ごちゃまぜ開発史
最終修正:2014年5月6日
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【DC系人型機動兵器】
DC(ディバイン・クルセイダーズ)で開発された量産型人型機動兵器。アーマード・モジュール(AM)と呼ばれるカテゴリ。
元々ビアン・ゾルダークはPTに取って代わるためにAMを開発したわけではなく、すべては予想される異星人の襲来に対抗するためだった。
異星人の機動兵器と大気圏内で戦闘になったときを想定して全機にテスラ・ドライブを標準装備し、
物量を確保するためにパフォーマンスではゲシュペンストに劣りながらもコスト面を優先して機体を設計、
生産ラインの大きいイスルギ重工に生産を任せることで短期間に大量生産することに成功した。
実際、ビアンのこの狙いは見事に的中し、オペレーションSRWの際にはリオンシリーズが中核を担うことになった。
【リオンシリーズ】
汎航空戦闘機YF-32のアビオニクス(航空電子工学)を下地に、テスラ・ドライブとその力学をも統合した半自律制御系――
『学習オートマトン利用によるEOTと従来型機位制御との統合
(Learning-automation Integtated EO-technology and cONventional maNeuvering)』システム、
(略してLIEOon−リィオーン−、もしくはLIEON−リオン−システム)がほぼ全機に搭載されている。
そのシステムの名からビアン・ゾルダークが第一号機をリオン(LION)と名づけた。
シリーズのスタート点であるリオンからしてテスラ・ドライブを搭載し、高い空戦能力を有しているため、
Mk-II になってもまだ地べたを歩いているゲシュペンストの面目は丸つぶれである。
どういうわけか体当たりが大好きで、ガーリオン以降プロジェクトTDに至る派生系まで、リオンの名のつく多くの機体に突撃攻撃がついている。
L5戦役後、正式に軍用機となったリオンシリーズは、型式番号がDCAMからRAMに変更された。
開発にはフィリオ・プレスティも関わっている。
リオン・テストタイプ
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│ 【OG】リオンシリーズの試作機。
│ テンザン・ナカジマがテストパイロットを務めていた。
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DCAM-004(RAM-004) リオン
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│ │ │ │ 【OG】正式採用・実戦配備された完成品。
│ │ │ │ F-32 シュヴェールトをベースにしていて、どちらかというと戦闘機に手足をつけたようなシルエットをしている。
│ │ │ │ テスラ・ドライブで重力質量を軽減し、下方ジェットにより浮遊、最小面積の主翼で揚力を確保している。
│ │ │ │ ただし、推力は従来型エンジンから得ている。
│ │ │ │ 降着脚には姿勢制御用のスラスターが組み込まれていて、高い地形追従能力でもって
│ │ │ │ いちおうの地上戦闘もこなす。
│ │ │ │
│ │ │ │ この他にバリエーション機として――
│ │ │ │ 武装を強化させたDCAM-004F リオン・タイプF、
│ │ │ │ 機体性能の強化、及び、武装面の見直しで接近格闘戦にも対応したDCAM-004V リオン・タイプVがある。
│ │ │ │
│ │ │ │ その他の局地戦特化型機
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│ │ │ │ ●DCAM-004L リオン・タイプL / ランドリオン
│ │ │ │
│ │ │ │ 【OG】局地戦兵器として特化した機種のひとつで、陸上戦闘能力を強化したもの。
│ │ │ │ スティックムーバーと呼ばれる脚部で高い踏破性能を誇る。
│ │ │ │ 大型のレールガンを装備しているが、機動性・運動性の面では飛行する通常型のリオンに劣るため、
│ │ │ │ 基本的に地上拠点攻撃・防衛戦に運用される。
│ │ │ │
│ │ │ │ ●DCAM-004C リオン・タイプC / コスモリオン
│ │ │ │
│ │ │ │ 【OG】宙間戦闘用に特化した機体。
│ │ │ │ 活動の場を主に宇宙とするコロニー統合軍が使用している。DCにおけるリオンのようなもの。
│ │ │ │ 改良型のテスラ・ドライブと大型ブースタ・ユニットによって最高速度と航続距離が向上している。
│ │ │ │ ランドリオン、シーリオンと違って、リオンの背部ユニットを換装することで宙間戦闘に対応させている。
│ │ │ │ パイロットの力量次第では大気圏内でも活動が可能で、実際にトロイエ隊が空中戦を行ってみせた。
│ │ │ │
│ │ │ │ この他のバリエーション機として――、
│ │ │ │ 武装強化型のDCAM-004CF コスモリオン・タイプF、
│ │ │ │ 大幅に機体を強化したDCAM-004CV コスモリオン・タイプVがあリ、
│ │ │ │ タイプVにはトロイエ隊機、ユーリア機もある。
│ │ │ │
│ │ │ │ ●コスモリオン "トロンベ"
│ │ │ │
│ │ │ │ 【OGDW】やっぱりあった竜巻兄貴専用機。
│ │ │ │ ゼンガーのグルンガスト零式を捕獲した際にエルザムが乗っていたのがこれ。
│ │ │ │ 形式番号はDCAM-004CVT?
│ │ │ │
│ │ │ │ ●DCAM-004S リオン・タイプS / シーリオン
│ │ │ │
│ │ │ │ 【OG】水中戦闘に特化した機体。
│ │ │ │ 基本の推進装置は電動推進機関で、ステルス性に優れる。
│ │ │ │ また、テスラ・ドライブとロケット・ブースターを併設しているため、短時間の飛行も可能である。
│ │ │ │
│ │ │ └─ RAM-013 レリオン
│ │ │ │
│ │ │ │ 【OG】リオンの後継機。レリオンとはリファイン・リオンの略である。
│ │ │ │ 両腕がヒューマンアームになっているため、ガーリオンのように携行兵器の装備や持ち替えができる。
│ │ │ │ 基本性能の向上により扱いやすく、整備性・生産性にも優れたマルチロール・アーマードモジュールに仕上がっている。
│ │ │ │ 地球連邦軍の次期主力機だが、各種テストやデータ取りの名目でガイアセイバーズに先行生産分が配備された。
│ │ │ │ キャスクミサイルが自慢なのか、キャスクミサイルキャスクミサイルと、やたらアピールしてくるように思うのは気のせいだろうか。
│ │ │ │
│ │ │ └─ マスカレリオン
│ │ │
│ │ │ 【OG】マスカレード・レリオンの略。その名の通りレリオンに偽装を施した機体である。
│ │ │ 脚部はPTのもので、肩部にはレールガンやミサイルランチャーを搭載できるようになっている。
│ │ │ 表向きは反地球連邦勢力が非合法の手段でレリオンのデータを手に入れ、独自に開発した機体ということになっているが、
│ │ │ 実際はレリオンの拡張性を探るためにイスルギ重工が極秘裏に開発したものである。
│ │ │ レリオンやガリルナガンのアグレッサー(仮想敵)的な立ち位置にもある。
│ │ │ 偽装機であるがレリオンと同等の性能を有しているので、ミツコ・イスルギが非公式部隊や反地球連邦勢力に
│ │ │ こっそり横流ししていたりする。
│ │ │
│ │ │ ●マスカレリオン・タイプN
│ │ │
│ │ │ 【OG】ノーマルタイプのマスカレリオン。
│ │ │
│ │ │ ●マスカレリオン・タイプC
│ │ │
│ │ │ 【OG】肩部にFTレールガンを搭載したタイプ。
│ │ │ 性能を強化したアラセリ機もある。
│ │ │
│ │ └─ XRAM-004FA アーマリオン
│ │
│ │ 【OG】リオンをベースに装甲と武装を追加した機体。機体設計、パイロットともにリョウト・ヒカワ。
│ │ 追加パーツにはアルトアイゼン、ヒュッケバイン、ゲシュぺンストのものが流用されているという、
│ │ ラピエサージュ並みのビックリ設定。
│ │ PTとAMの中間のような機体であるが、武装の交換がまったくできない辺りは特機に近い。
│ │
│ └─ DCAM-005(RAM-005) バレリオン
│ │
│ │ 【OG】量産型砲撃戦用重AM。
│ │ 長距離射程のビッグヘッド・レールガンを装備……というよりは、大砲に手足をつけたようなもの。
│ │ 故に、リオンシリーズでは唯一の単能機であり、整備性も高く、生産コストも量産可能な範囲に抑えられている。
│ │ 最小限の装甲をT-ドットアレイで補強しているため見た目以上に耐久力は高い。
│ │ 武装は固定されているため接近戦は不得手。主に対艦戦、拠点攻撃・防衛戦に投入される。
│ │
│ │ この他のバリエーション機として――、
│ │ 強化型のDCAM-005V バレリオン・タイプVがある。
│ │ ビックヘッドレールガンの最短射程が短くなり至近距離での威力防御も可能になっている。
│ │
│ ├─ DCAM-005C バレリオン・カスタム
│ │
│ │ バレリオンのカスタム機。
│ │ 装甲の強化と姿勢制御用スラスターの増設がなされている。
│ │
│ │ 【OG】ほぼテンザン・ナカジマの専用機と言っていい機体。
│ │ 【OGDW】飛行形態のビルトラプターを追いかけ回せるほどの変態的な機動力を持つ。
│ │
│ └─ ヘビーバレリオン
│
│ 【OG】バレリオン・カスタムをベースにして改良を施した最上位機種。
│ ビッグヘッド・レールガンの砲門が2門になり、さらに火力が向上している。
│ 一般量産機の他にテンザン機がある。
│
DCAM-006(RAM-006) ガーリオン
│ │ │
│ │ │ 【OG】リオンの後継機。ようやく素直に人型と呼べるフォルムになった。でも、ちょっとまっしぶ☆
│ │ │ 地球連邦軍のPTやエアロゲイターの人型機動兵器との戦闘を想定して設計されているため、
│ │ │ リオンよりも格段に高汎用性、高性能の機体になっている。ただし、生産コストがやや高めだったのか
│ │ │ 初期の頃は大量に量産はされておらず、どちらかというと指揮官機だった。
│ │ │ T-ドットアレイの応用技術のうち重防御プランが割り当てられ、斥力および慣性質量制御場を展開することで「盾」としている。
│ │ │ また、「ソニックブレイカー」も同様の理論で、両肩部に増設された力場誘導子によって、機体前方に
│ │ │ 電磁誘導加熱した金属粒子を固定して、体当たり攻撃を行っているのである。
│ │ │
│ │ │ この他のバリエーション機としては――、
│ │ │ DCの精鋭部隊ラストバタリオン用のガーリオン・LBがある。
│ │ │ これは指揮管制機能を含むいくつかの機能をオミットした仕様であるが、それでも一部隊が丸ごと
│ │ │ ガーリオンで固められているのは、当時としてはラストバタリオンくらいである。
│ │ │
│ │ │ ●ガーリオン (ウタバル機)
│ │ │
│ │ │ 【告死鳥】インドの名家出身の、ウタバル・アヴェルが駆るガーリオン。
│ │ │ 当初両手にクファンジャルと呼ばれるS字に湾曲した刀剣を持っていたが、
│ │ │ FDXチームとの戦闘を経て、戦い方に変化をつけるために、左だけジャマダハルに持ち替えた。
│ │ │
│ │ │
│ │ │ ●ストライク・ガーリオン
│ │ │
│ │ │ 【八房】『Record of ATX』に登場。
│ │ │ まだガーリオンの生産・配備が十分でなかったころに作られたゼンガー専用ガーリオン。
│ │ │ 頭部センサーヘッドは、試作型抗ECMブロックヘッドで、性能は高いが効果範囲は狭い。
│ │ │ 両腕は試作撃発型貫手で、両足は試作の宙間機動用のブースターレッグ――
│ │ │ と、なんだか試作品ばかりで組んだような機体である。
│ │ │ 両肩のテスラ・ドライブと合わせて非常に高い機動力を誇るが、
│ │ │ 計4基となるエンジンを同期させるプログラムが組めておらず、そこはゼンガーがマニュアルで動かすこととなった。
│ │ │ ※『ストライク・ガーリオン』の名前がどこに出ていたか忘れました。どこかで出ていたはずなのですが……。
│ │ │
│ │ │ ●ガーリオンE型
│ │ │
│ │ │ ガーリオンの生産が安定してきたころに作られたモデル。
│ │ │ 指揮官機としての機能が削られ、低コスト化がなされている。
│ │ │
│ │ │ ●ガーリオン・ブースター
│ │ │
│ │ │ 【八房】『新春まんがまつり 最強の盾対宇宙ひらめ
│ │ │ 〜寒風吹きすさぶ3Kの宇宙の海に少年の愛の花は実をつけるのか!?〜』に登場。
│ │ │ 巡航距離を伸ばすための大型のブースターパックが装備されている。
│ │ │ ブースターユニットはマオ・インダストリー社製で、データ取りが目的だったらしい。
│ │ │ レオナには「不細工ではなくて?」と、顔をしかめて言われたほど不評だった。
│ │ │
│ │ │ ●ガーリオン・テストベッド
│ │ │
│ │ │ 【八房】『幻想に追われ追われて』に登場。
│ │ │ ストランドウィック、アルウィック兄弟が改造したガーリオンで、
│ │ │ おそらく独学の錬金学が組み込まれているのではないかと思われる。
│ │ │ が、その性能は理論が先行しすぎて、性能としては通常のガーリオン以下という。
│ │ │ 装備としては、右手にインパクトランスという名の槍。
│ │ │ ここからブレイク・フィールドが展開され、突撃技ブレイク・チャージが繰り出される。
│ │ │ 左手にはラウンドシールド様の実体盾を持っているが、これは物理装甲盾ではなく、
│ │ │ 力場誘導子制御器を利用した極所的防御フィールド発生器――のはずだったが失敗作らしい。
│ │ │ 足にはテスラ・ドライブがそのまま埋め込まれていて、降着脚程度にしか機能しない。――どこまでもお粗末。
│ │ │
│ │ └─ RAM-006VET ガーダイド
│ │
│ │ 【告死鳥】ガーリオンを強化改造したFDXチーム専用機。
│ │ 電子戦攻撃用の十字架を使ったFDXチーム独特の運用を想定していて、
│ │ どんな状況下でもスタンドアローンで活躍できるようになっている。現在4号機まである。
│ │
│ │ ●RAM-006VET-1 ガーダイド
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│ │ 【告死鳥】1号機。パイロットは、オーセニ・ホドロフスキ。
│ │ しかし、インスペクターとの最終決戦において、ウユダーロ級制圧砲艦(コードネーム:カレイドスコープ)の主砲を喰らい、
│ │ 爆散した。
│ │
│ │ ●RAM-006VET-2 ガーダイド
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│ │ 【告死鳥】2号機。初出撃の際に撃破された。
│ │ パイロットは女性だったらしい。
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│ │ ●RAM-006VET-3 ガーダイド
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│ │ 【告死鳥】3号機。パイロットは、ジマー・ホルム。
│ │ 射撃重視の機体で、背部ハードポイントには量産型ゲシュペンスト改タイプCに搭載されている
│ │ ファンナウト・ミサイルと同系列のミサイル・ポッドが取りつけられている。
│ │ 携行兵器はバーストレールガン。
│ │
│ │ ●RAM-006VET-4 ガーダイド
│ │
│ │ 【告死鳥】4号機。パイロットは、元ノイエDCのウタバル・アヴェリ。
│ │ 陸上接近戦に特化したカスタマイズがなされている。
│ │ 両手に持つディバイン・アームを基本装備とし、両肩に増設されたウェポンラックにはアサルト・ブレード。
│ │ さらには、背面にその替刃がマウントされていて、その分ウィングユニットが取り外されている。
│ │ ジャマダハルはやめたのだろうか?
│ │ 機体のカラーリングには、名家出身のウタバルらしく、所々に金色が用いられている。
│ │
│ └─ DCAM-006V(RAM-006V) ガーリオン・カスタム
│ │
│ │ 【OG】運動性強化型のカスタムタイプ。
│ │ どちらかと言うとエースパイロット用の意味合いが強く、それぞれカラーリングが異なっている。。
│ │ DC戦争中には、紫のテンペスト機、オレンジのトーマス機、黄のテンザン機、
│ │ 青のユーリア機に、それと同色のトロイエ隊機があった。
│ │ また、インスペクター事件のときには、ノイエCDでユウやカーラ、アーチボルドが使っていた他、
│ │ ヒリュウ改にはレオナ機もある。
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│ │ ●DCAM-006VT ガーリオン・カスタム "トロンベ"
│ │
│ │ 【OG】エルザム・V・ブランシュタインの専用機。
│ │ パーソナルカラーに塗られたトロンベなガーリオン・カスタムである。
│ │ ソニック・ブレイカーの名前がシュツルム・アングリフに変わり、ディバイン・アームを持っている程度で、
│ │ それほど激しいトロンベ補正はかかっていない。
│ │ 【OGIN】エクスバインへパーツを提供するためか解体された。
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│ │ ●DCAM-006VM3 ガーリオン・カスタム "無明"
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│ │ 【OG】テロリストが隠し持っていたガーリオン・カスタムの改造機。剣撃戦闘特化型で、パイロットはムラタ。
│ │ 両肩部にブースターを増設して、瞬発力と突進力を向上させている。
│ │ 武器はPT用シシオウブレードとメタルナイフの二刀流。
│ │ 武者我亜里怨。
│ │ かつてはリシュウ・トウゴウの弟子だったムラタが乗っている。
│ │ 【八房】『狡兎死して走狗烹らるか?』に登場。
│ │ ムラタともども初出はこちら。。
│ │
│ └─ XRAM-006VC ズィーガーリオン
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│ 【OG】タスク・シングウジ考案の強化機体。
│ レオナ・ガーシュタインのガーリオン・カスタムをタスクが愛を込めて強化改造――する予定だったが、
│ 遅々として進まず、結局、マリオン・ラドム博士が手がけた。ご多分に漏れずマ改造機。
│ 最新のPT技術とテスラ・ドライブ、T-LINKシステムが搭載されている。
│ T-LINKシステムは本来、攻防ともに使えるはずなのだが、この機体は攻にしか利用されていない。
│ その辺りがマ改造のマ改造たる所以。
│
YAM-014 ガレリオン
│
│ 【OG】イスルギ重工で開発中の試作機。
│
└─ YAM-014V ケルベリオン
筆者の推測と独自の解釈であるが――、
まず、ガレリオンを素体にし、その拡張性を模索するためのデータ取りを目的とした、ケルベリオンという機体があるのだと思われる。
この時点ではまだブーステッド・チルドレン以外にも扱える仕様である。
その上でブーステッド・チルドレン用に調整されたのが、後述のプレザン、パッセ、アヴニールなのだと推測する。
形式番号はプレザンなどのものからの逆算である。
●YAM-014VC ケルベリオン・プレザン
【OG】シエンヌ専用機で、両腕にターネイル・クラッシャーを装備し、指揮管制機能も有したリーダー機。
シアンのパッセ、シオのアヴニールとの連携攻撃ケルベロス・ストライクも設定されている。
ケルベリオンはガーリオンの延長線上の機体にしては重装甲だが、高性能のテスラ・ドライブと背部スラスターにより、
アステリオンAX以上の高機動戦闘をこなせるようにできている。
●YAM-014V ケルベリオン・パッセ
【OG】シアン専用機。
形式番号を見るに、おそらくこれがいちばん標準的な仕様で、
ただ単に機体性能をブーステッド・チルドレンであるシアン用に調整しただけと思われる。
●YAM-014VEW ケルベリオン・アヴニール
【OG】シオ専用機。
EA(電子攻撃)、EP(電子防御)、ES(電子支援)に優れた電子戦仕様の機体である。
YSAM-009-1 グラビリオン
【OGIN】イスルギ重工が開発した対特機用AM。
各部にホーミングミサイルの発射口を備える他、広域攻撃兵器のメガ・グラビトンウェーブも搭載している。
これはヴァルシオンの技術が流用されているからである。
性能・サイズともに特機に近い。
頭部の下に脱出用のガーリオンが格納されている。
パイロットは、アーチボルド・グリムズ。
初出撃時に撃墜されているため、2度目に登場したのが2号機(YSAM-009-2)かもしれない。
YSAM-009-3 グラビリオン
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│ 3号機。
│ ソル・グラビリオンへと強化されている。
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└─ YSAM-009-3 ソル・グラビリオン
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│ 【OGIN】グラビリオンの3号機を改造強化したもの。
│ 広域管制機能を持つ指揮官機で、パイロットはみんなのアギラ様ことアギラ・セトメ、他ノイエCD兵2名。
│ 機能限定型のマシンセルが装甲に組み込まれており、自己修復能力を備える。
│ 大型打突兵器サイズミック・ポールに大型ビーム砲グラビリオン・アーク、大型ビームソードであるグラビリオン・ソードなど、
│ 武器もグラビリオンから強化されている。
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└─ ウルティメイト・グラビリオン
【OGIN】ソル・グラビリオンのマシンセルの機能を強化したもの。
最終的にウォーダンの攻撃をきっかけに、マシンセルが暴走することとなった。
決してグラビリオンとソル・グラビリオンが最凶合神したものではない。