バンプレストオリジナル ごちゃまぜ開発史

最終修正:2012年11月25日

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【魔装機と魔装機神】
神聖ラングラン王国で開発された汎用兵器のことを魔装機と呼ぶ。
そもそもはラングランに迫る脅威に対抗するために建造されたものである。
メイン動力はフルカネルリ式永久機関で、従来のオルフィレウス永久機関に比べて数十倍の出力を誇る。
また、装甲素材には操者の感情に反応するオリハルコニウムが使われている。
この中で上位精霊と契約し、抜きん出た性能と自意識を持つ4体の魔装機が魔装機神と呼ばれている。

 

【神聖ラングラン王国】

 

◆試作1号魔装機
 
ノルス
 │
 │   魔装機の試作1号機。
 │   精霊との契約に失敗したため出力不足で正魔装機に名を連ねることができなかった。
 │   2機が建造され、操者はメカフェチの皇女様、セニア=グラニア=ビルセイアと、
 │   言葉使いがおかしな皇女様、モニカ=グラニア=ビルセイア。
 │
 └─ ノルス・レイ
 
         ラングランの王子フェイルロード=グラン=ビルセイアによって《泉》の精霊と再契約した。
         その際に改修され、デザインの変更と戦闘能力の向上がなされた。
         でも、どちらかというと儀礼用である。
         レイとはラングランの言葉で『改』を意味する。

 

◆風
 
サイバスター
 
    風系上位精霊《風》のサイフィスと契約した魔装機神。
    錬金学協会所属の錬金学士ウェンディ=ラムス=イクナートによって設計された。
    操者はマサキ=アンドー。
    全魔装機の中で唯一変形機構を有し、飛行形態サイバードへと姿を変えることができる。
    メインコンピュータにラプラスデモンコンピュータが組み込まれていて、因果律を計算し、様々な事象を予測することができる。
    装甲には呪符的効果のある数秘学をもとにした幾何学模様が金属粒子レベルで刻み込まれていて、物理的防御だけでなく魔術的防御力も高い。
    ラ・ギアスと地上をつなぐゲートを単独で開く能力を持っている。
    方向音痴のマサキと高速飛行するサイバスターは相性がよく、マサキが地上に出てくるとたいてい地球規模のグローバルな迷子になる。
    なお、サイバスターとは真の名前ではなく、魔術的攻撃を避けるための守護名である。
    一時はエアロゲイターの機体と間違えられ、AGX-05としてAGXアーカイブに登録されていたこともある。
 
    ●サイバスター(ポゼッション)
 
        春秋戦争後、アンティラス隊として活動する中、戦うことに疑問をもったマサキは、サイフィスから操者の資格を剥奪されてしまう。
        が、再度操者として認められると、ある程度自由にポゼッションを操れるようになった。
        アストラル装甲が追加され、外見も少々変化している。
        武装は、ディスカッター彊、ハイファミリア、真伝・乱舞の太刀だけと、非常に少ないが、純化路線をとったとも言える。
 
ジャオーム
 
    風系低位精霊《陽炎》のジャノクと契約した魔装機。正魔装機の第1号でもある。
    プラーナコンバーターの出力が大きいため、操者次第では魔装機神に匹敵する性能を発揮する。
    また、初期につくられた機体なので装甲は総オリハルコニウムではなく、一部強化セラミックが使われている。
    その優れた運動制御システムは後の魔装機に大きな影響を与えている。
    操者はラ=ギアスに召喚された直後のマサキ。後に、ゲンちゃんことゲンナジー=I=コズイレフが乗っている。
    必殺技は罪と罰(→カニエーツ)、及び、死せる魂(→スプレマティズム)。
 
ギオラスト
 
    風系低位精霊《竜巻》のギオリックと契約した魔装機。情報収集能力に長けている。
    遠距離からの先制攻撃を得意としながらも、同時に強力な接近戦用の武器も持っているためオールラウンドに戦える……
    などと言っているが、実際には長射程の武器がギガソートカノンだけで、後はぜんぶ接近戦用なので、どう見てもインファイターな機体である。
    操者は、初代はマサキの保護者でありラングランの剣術師範でもある、剣皇ゼオルート=ザン=ゼノサキス。
    2代目は元シュテドニアス軍将軍でトロイア訛りが強烈なロドニー=ジェスハ。
    そして、最終的にはファング=ザン=ビシアスが乗ることに。
    必殺技は、ロドニー時が、だるま落とし(→だるまさんが転んだ)、及び、ぼんさんがへをこいた。
    ファングの手に渡った後は、虚空斬・葉隠(→幽眇剣・蛟)。
 
ソルガディ
   │
   │   風系低位精霊《砂嵐》のソレイドと契約した魔装機。
   │   高い機動力を活かしたヒット・アンド・アウェイを特意図する機体である。
   │   防御力に難があり、格闘戦に弱い。でも、どちらかというと接近戦用機。
   │   操者はパレスチナ出身のテロリスト、かと思ったけどそんなことはなかったアハマド=ハムディ。
   │   2代目は、ヴォルクルス教団の幹部だったガエン。
   │   必殺技は、アハマド時がジャハンナム(→アズライール)。ガエンが乗り換えた後は、無形・攣拘摧破(→貳乃型・虎擲竜拿)。
   │   他にも、厭魅蠱毒の法(→咒詛返しの風)といった魔術的な武装も追加される。
   │
   └─ ガディフォール
 
           ソルガディをもとにつくられた量産型の準魔装機。
           《砂嵐》の風系低位精霊の加護を受けている。
           アンティラス隊では加入直後のメフィルが使用し、脱退後のアハマドが持って出ている。
           また、テリウスもカスタム機を愛用している。

 

◆水
 
ガッデス
 
    水系高位精霊《水》のガッドと契約した魔装機神。
    操者はテュッティ=ノールバック。
    機体は鏡面装甲と複合曲線を用いた曲面装甲により美しいフォルムをしている。
    魔装機神設計の中心人物で高名な芸術家でもあるジーン・ラアス・ラッカーは、このガッデスのデザインに心血を注いだのだという。
    常に手に持っているトライデント(→グングニール)には魔術増幅度を強化するオリハルコニウム合金処理が施されていて、
    これを用いて放たれる魔術攻撃は高い威力を誇る。
    アンティラス隊として活動する中でテュッティは、一度ポゼッションを発動して死に瀕するが、
    復帰後にはカタラクトスプラッシュ(→ビフロストフォール)が追加される。
    また、正反対の属性を持つグランヴェールとの合体攻撃、太極陰陽破邪法の使用も、後に可能となる。
    必殺技はフェンリルクラッシュ、及び、ヴォルスパー。
 
ラストール
 
    水系低位精霊《霧》のラシームと契約した近距離格闘戦用の魔装機。
    操者は、ラングラン王国近衛騎士団の団員でゼオルートの弟子でもあるファング=ザン=ビシアス、
    及び、バゴニア国境警備隊で鬼の隊長と恐れられ、ロリコンの恐れのあるジノ=バレンシア。
    必殺技は、裁きの雷(→最後の審判→絶え間なき断罪)と、虚空斬(→真・虚空斬)。
 
ファルク
 
    水系低位精霊《氷》のフルイッシュと契約した魔装機。
    修理装置を持つ機体でもある。
    設計はジーン・ラアス・ラッカーと、その直弟子キャンバー・ラアス・ルフラン。
    その曲線的で優美なデザインはガッデスに至る試作的な側面があった。
    操者は、初代がテュッティ。2代目が勇者シーエ=デメクサ。
    必殺技はダモクレスの剣(→オッカムのひげそり)、及び、ゴーディアンズノット。
 
ザイン
 
    水系低位精霊《雪》のザナと契約した魔装機。
    ファルク同様、修理装置を持つ。
    視認忌避の魔術を応用してステルス性が追及されていて、通常のレーダーのみならず精霊レーダーにすら反応しない。
    また、操者の魔力次第では肉眼でも発見できなくなる。
    装甲素材に伸縮性に富むミスリル銀とオリハルコニウムの特殊合金を使用しているため、部位によっては10倍近くまで伸びる。みよーん。
    操者は、ガッデスの操者候補にも名が挙がっていたシモーヌ=キュリアン。
    必殺技はファタ・モルガーナ(→アルカンシェル→ラ・ピュセル)。
    また、バイオフロストも、ヴェール・エトワールを経てエトワール・ラ・セーヌへと変化する。

 

◆炎
 
グランヴェール
   │
   │   炎系高位精霊《炎》のグランバと契約した魔装機神。
   │   操者はホワン=ヤンロン。
   │   高い攻撃力を持つ反面、防御力に難がある。
   │   グランバの影響で過度に活性化した熱素(カロリック)を制御するため、専用の熱素循環機関カロリック・リライザーが機体に組み込まれている。
   │   また、ここから発生する余剰な熱素を機体駆動エネルギーに変換しているため、高い出力を実現している。
   │   アンティラス隊として活動する中でヤンロンは、一度ポゼッションを発動して死に瀕するが、
   │   復帰後には光焔万丈(→破邪光焔万丈)が追加される。
   │   また、正反対の属性を持つガッデスとの合体攻撃、太極陰陽破邪法の使用も、後に可能となる。
   │   必殺技は火風青雲剣、及び、宝具火風青雲剣。
   │   他にも、カロリックスマッシュが、電光影裏を経て、電光影裏春風斬へと変化する。
   │
   └─ ガルガード
 
           炎系低位精霊《雷》のガルナンサと契約した魔装機。
           16番目に完成した最新の魔装機で、バランスのよい機体性能は魔装機神に匹敵すると言われているが、自意識は宿らなかった。
           4本の腕を持つが、身体感覚と同期させる魔装機の操縦においては、熟練者でないとこれを自由自在に操るのは難しい。
           外観のデザイナーが同じためグランヴェールと似たフォルムをしているが、機体設計をウェンディが手がけているので、
           実際にはサイバスターに近い設計思想で建造されている。
           操者は、初代は昼行灯将軍カークス=ザン=ヴァルハレビア。2代目はその息子ザシュフォード=ザン=ヴァルハレビア。
           必殺技は黒き霹靂、及び、雷冥剣(→冥皇活殺剣→活殺剣・焔)。
 
ジェイファー
   │
   │    炎系低位精霊《熱風》のジェイチと契約した魔装機。
   │    両肩にリニアレールガンを搭載し、グランヴェールとディンフォースを合わせたようなフォルムをしている。
   │    操者は、ファング=ザン=ビシアス、もしくは、剣聖シュメルの弟子、ロザリー=セルエ。
   │    必殺技は、虚空斬(→ 真・虚空斬)。
   │
   └─ レオゲイラ
 
           炎系低位精霊《流星》のレオガと契約した魔装機。
           ジェイファーの後継機として開発された機体で、高い運動性と活かした格闘戦を得意とする。
           と、まぁ、ジェイファーのコンセプトをまったく受け継いでおらず、外見も似ていない。やっつけ仕事感漂う機体である。
           操者は、ツレイン・ザン・レカニバン。
           必殺技は、天罡星拳(→天罡地熟宿星拳)。
 
┌─ ディンフォース

│      炎系低位精霊《電光》のディンハイムと契約した魔装機。
│      通常の倍近い制御デバイスを搭載して人間並みの柔軟な動きを実現しているが、その分兵装の搭載数は抑えられている。
│      操者の意思を反映しやすくした副次的な効果として、精霊との同調率が予定より大幅に向上し、結果、ディンハイムの純度も増している。
│      そのため、魔装機神以外の正魔装機で初めてポゼッションを発動した。
│      が、最後には機体が耐え切れず、操者のティアンとともに大破している。
│      機体設計者が操者には格闘技経験者を推奨しているため、初代操者は炎の中華体育教師で中国拳法の使い手、ホワン=ヤンロン。
│      2代目は元ムエタイチャンプで破戒僧、サナン=ティアンプラサート。
│      必殺技は、ティー・カウ・コーン(→ファイ・ワイクル)、及び、キックの鬼と呼ばれた男から受け継いだ真空カウ・ロイ。

└─ ディンフレイル
 
        炎系低位精霊《稲妻》のディンヒュールと契約した魔装機。
        ディンフォースと同時期に開発された機体だが、ティアンがディンフォースと相性がよかったため、こちらは予備機となっていた。
        が、ディンフォースが失われたため正式運用に至り、アンティラス隊に配備された。
        短砲身のショートレールガン(→アサルトレールガン)の二丁拳銃で戦う。
        操者は、やる気なしキャラのわりには、情報収集や作戦立案などでよく働くギド・ゼーホーファー。
        必殺技は、ビュートゥアキル(→ユアアイズオンリー)。
        

 

◆大地
 
イスマイル
 
    大地系聖位《闇》の精霊を守護精霊にもつ魔装機。
    17番目の魔装機として開発がはじまったが政治的理由により中止になり、未完成のまま放置されていた。
    その後、政策の変更からラングラン防衛用に再度開発が進められ、テューディ=ラムス=イクナートの手によって完成する。
    機体性能はエウリードやデュラクシールといった超魔装機をも凌駕するという。
    また、大地系魔装機の例に漏れず回復能力をもっているが、聖位だけに並々ならぬ再生能力を誇る。
    操者は、開発者であるテューディ、もしくは、ラセツ=ノバステ。
 
ザムジード
 
    大地系高位精霊《大地》のザムージュと契約した魔装機神。
    堅固な防御力と高い回復能力を誇る。
    左腕に振動発生装置を持ち、ここから超振動拳(→超弩級振動拳)やレゾナンスクエイクが繰り出される。
    操者は、初代がリカルド=シルベイラ。2代目はミオ=サスガ。
    ゲアスの魔術を使ってロドニーが乗っていたこともある。
    必殺技は、カッシーニの間隙、もしくは、五郎入道正宗。加えて、裏合気遠当て・木霊。
    ディアブロとの合体攻撃、大地の桎梏もある。
    また、エリアル王国から提供されたツインフラクチャー(→カッシーニの間隙)も搭載した。
 
┌─ ラ・ウェンター

│      大地系低位精霊《砂》のラ・ウェニールと契約した魔装機。
│      (後に金剛石》に変更)
│      フェンターとの連携を前提に開発された機体で、こちらは近距離戦を担当する……らしいが、どう見ても遠距離砲撃機。
│      操者は酔ったら脱ぐレベッカ=ターナー。
│      初期の必殺技、ラヴァージェット(→トーテムコール)は移動しながら撃てる上に、射程の幅が非常に広い。
│      しかし、アンティラス隊での運用時のアイ・オブ・プロビデンス(→ビジョンクエスト)は、一転して完全に固定砲台。

└─ フェンター
      │
      │    大地系低位精霊《岩》のフェニールと契約した魔装機。
      │    ラ・ウェンターとの連携を前提に開発された機体で、こちらは長距離からの支援攻撃を担当する。
      │    足はなくてホバーで移動し、両腕も武器になっている。ラングランで唯一人型をしていない魔装機である。
      │    しかしながら、いくつか問題を抱えていたため、後に廃棄された。
      │    操者は二重人格、エリス=ラディウス。
      │    必殺技は、白の黙示録(→光の創世記)。
      │
      └─ デルギラン
 
              大地系低位精霊《火山》のデルキナと契約した魔装機。
              フェンターの後継機で、やはり同様に長距離支援攻撃機である。
              操者は、当初エリスが乗っていたが、彼女が寿退社した後はメフィル・ザニア・ボーラングが引き継いだ。
              必殺技は、エリス時がやはり光の創世記で、メフィルに変わると恒河沙砲(→阿僧祇砲)。
 
ディアブロ
  │
  │   大地系低位精霊《森》のディアノスと契約した魔装機。
  │   両肩に大型の2連装リニアレールガンを搭載し、中距離からの支援砲撃を得意とする。
  │   当初は接近格闘戦を想定していなかったが、機体が意外に小回りの利くウェイトバランスをしているため、
  │   操者の力量次第では充分に接近戦もこなせる。
  │   操者は、初代はマドック=マコーネル。2代目はゼオルートのひとり娘でマサキの義妹、プレシア=ゼノサキス。
  │   一時期ミオが乗っていたこともある。
  │   必殺技は、緑の墓標(→幽翠の奥津城)、
  │   及び、神祇無窮流「螺旋の型」を我流で応用したくるみ割り人形(→剣の舞)と、正式に取り入れた春の祭典。
  │
  └─ ブローウェル
         │
         │   ディアブロをもとにした簡易量産型の準魔装機。
         │   ラングラン軍の主力機でもある。
         │   ディアブロに比べると両肩のリニアレールガンが単装になっている。
         │
         └─ ブローウェル・カスタム
 
                 ブローウェルをカスタマイズした超魔装機(嘘)。
                 パイロットはラングランの将軍、ケビン=オールト。

 

◆超魔装機
 
エウリード
 
    カークス将軍考案の超魔装機計画のもとで建造された機体。
    計画段階で却下されたが、カークス将軍が密かに計画を進めていた。
    グランヴェールやザムジードのデータを用いて設計され、武装には遠隔操作兵器も搭載する予定だったが、そちらは実装に至らなかった。
    パイロットは勿論、カークス=ザン=ヴァルハレビア。
    シュテドニアス軍の手に渡った後は、ラセツやカンツォート=ジョグ、ルビッカ=ハッキネン、
    果ては大統領であるグライブ=ゾラウシャルドまでが乗っている。
    春秋戦争後、シュテドニアスで一部量産化に成功したため、レオ・ギボンやナセル・ザンボス、レッフェン・ダスドレーシュなども乗った。
 
デュラクシール
   │
   │   セニアが設計した魔装機で、その性能は魔装機神を凌駕するため超魔装機として分類される。
   │   技術や武装は地上の機動兵器を参考にしている。そのためか、補助システムに対消滅動力が用いられている。
   │   パイロットは、フェイルロード=グラン=ビルセイア。
   │   後にシュテドニアスで復元され、ラセツやジョグ、ルビッカらが乗り、さらにはガエンもこれを持ってアンティラス隊に加入している。
   │   武装の変遷が激しい。
   │   マンジ・フィールドナウ曰く「いろいろ危険すぎてどうかと思いますが」。
   │
   └─ デュラクシールII
 
          マルテナ社によってまたもや復元されたデュラクシール。
          旧機体にないオリジナルの武装、ディスタントガンナーが搭載されている。
          パイロットは、ラセツの部下だった、ムデカ・ラーベンスとマーガレット・ウォン。

 

◆戦艦
 
邀撃空母フリングホルニ
 
    アンティラス隊が運用する空母。
    魔装機を32体を収容可能。また、超巡航形態へと変形することで速度はマッハ4まで出すことができる。
    武装は、拡散波動誘導レーザーと3連荷電粒子砲のふたつで、どちらもMAPWである。
    艦長はブラッドロイ・ザン・ベリファイト大佐。副長はその娘、シャリアン・ザニア・ベリファイト少佐。

 

◆魔装機帝
 
ゼルヴォイド
 
    どの系統にも属さない高位精霊《无》のゼルヴを守護精霊にもつ魔装機。
    操者はエラン・ゼノサキスで、彼はこの機体を指して魔装機帝と呼んでいる。
    サイバスターに酷似したデザインをしていて、同じように飛行形態へと変形する。
    性能も魔装機神に匹敵するが、しかしながら製造時期は明らかにサイバスターよりも古い。

 


 

【バゴニア共和国】

アゲイド
  │
  │   風系低位《かまいたち》の精霊を守護精霊にもつ魔装機。
  │   バゴニアが開発した最初の機体で、インドの刀であるククリに似た「く」の字型をした武器、ウィルテクスを持っている。
  │
  └─ アゲイド+
 
          機体性能を向上させた指揮官機。
          守護精霊の格が上がり、高位の《風》に変わっている。
 
ギンシャス
  │
  │   水系低位《湖》の精霊を守護精霊にもつ魔装機。
  │   アゲイド同様に人型であるが、両肩に盾を装着していて、昆虫に似たシルエットをしている。
  │
  └─ ギンシャス+
 
          機体性能を向上させた指揮官機。
          守護精霊の格が上がり、高位の《水》に変わっている。
 
ベンディッド
 
    大地系低位《山》の精霊を守護精霊にもつ魔装機。
    昆虫のようなフォルムをしたバゴニアの魔装機でも、特に異様な姿をしている。

リブナリッカ
  │
  │   炎系低位《不知火》の精霊を守護精霊にもつ魔装機。
  │   バゴニアのバッドサイエンティスト、ゼツ=ラアス=ブラキオが設計した。
  │   サソリのようなかたちをしているが、運動性を追求した結果でもある。
  │  
  └─ リブナリッカ+
 
          機体性能を向上させた指揮官機。
          守護精霊の格が上がり、高位の《炎》に変わっている。
 
ガッツォー
 
    大地系高位精霊《大地》のザムージュを守護精霊にもつ魔装機。
    非人道的行為により錬金学協会を追放されたゼツが設計した最強の機体。
    機体性能が高い上に、己の操者としての実力不足を補うため剣聖シュメル=ヒュールの脳を移植してある。

 


 

【シュテドニアス連合国】

ゴリアテ
 
    大地系低位《鉄》の精霊を守護精霊にもつ魔装機。
    初期にシュテドニアスで制作されたCクラス魔装機だが、性能は高く、重装甲・長射程が特徴。
 
バフォーム
 
    炎系低位《マグマ》の精霊を守護精霊にもつ魔装機。
    ゴリアテの次に開発された機体である。
    性能的には後発のギルドーラの、その簡易量産型であるギルドーラIIよりも上程度。
 
ギルドーラ
  │
  │   水系低位《川》の精霊を守護精霊にもつ魔装機。
  │   シュテドニアス軍の中核をなす量産機だが、これといった特徴はない。
  │
  └─ ギルドーラII
 
         ギルドーラの簡易量産機。
         水系低位《夕立》の精霊を守護精霊にもつ。
 
ナグロット
 
    風系低位《潮風》の精霊を守護精霊にもつ魔装機。
    対空用魔装機。性能は平凡で、決定力不足。要するに、対空以外の特徴がない。
 
レンファ
  │
  │   細身ながら巨大な両腕を持つ量産型魔装機。
  │
  └─ ダイオン
        │
        │    風系低位《北風》の精霊を守護精霊にもつ魔装機。
        │    レンファの発展型と思われる細身の魔装機で、右腕がパワーヴァイスと呼ばれるクローアームになっている。
        │    ひょっとこ仮面も乗った由緒ある機体。
        │    設計はエリアル王国で、シュテドニアスがライセンス生産している。
        │
        └─ エンバローズ
 
                大地系低位《峠》の精霊を守護精霊にもつ魔装機で、ダイオンのノウハウを利用して建造された。
                機動力を犠牲にして装甲を強化した格闘戦用の機体である。
                武器にはメインウェポンのパイルストライカーの他に、拳を飛ばすデュエルナックルがある。
                操者は、レッフェン・ダスドレーシュ。
                さらに強化機体がいくつかあり、ジェン・デミン、ディーゴ・カムラッドなどが使用している。
 
ローゼルライ
 
    シュテドニアス南部使用されている魔装機。風系低位《烈風》の精霊を守護精霊にもつ。
    変形機構が組み込まれていて、ブラストチャージという突撃攻撃を得意とする。
 
ジンオウ
 
    炎系高位精霊《炎》のグランバを守護精霊にもつ魔装機。
    高性能の指揮官機でもある。
    背中に鳥のような翼を持ち、腕には3連装の刃ゲイルブレードが取り付けられている。
    ジンオウ同様、機体設計自体はエリアル王国である。
 
┌─ キョウメイ朱

│      第三世代魔装機。
│      エリアル王国製で、カスタマイズ、および、チューンナップはシュテドニアスの錬金学士、シエーナ・ルドランティスの手による。
│      契約精霊は低位だが、独自のブースターのより高位の《炎》にまで引き上げられ、魔装機神に匹敵するパワーを発揮する。
│      操者はシュテドニアス出身のニコ・サンドリーブ大尉。北部に属する。
│      必殺技は、天地無明剣・叢雲。

└─ キョウメイ蒼
 
       キョウメイ朱と対になる機体。契約精霊は水系低位だが、《水》にまで引き上げられている。
       操者は、ニコの双子の姉妹であるリコ・ザンドリープ。こちらは北部の属している。
       必殺技は、天地幽明剣・八雲。
 
トゥルーク
 
    水系高位精霊《水》のガッドを守護精霊にもつ魔装機。
    下半身が蛇で上半身が人間という、ギリシャ神話に出てくるラミアのようなフォルムをしている。
    無骨な機体が多いシュテドニアスにあっては珍しいデザイン。
    でも、バゴニア風かというと……違う、違うな…セツのはもっと、バアーッて気持ち悪いもんな……。
    ほぼルビッカ=ハッキネン専用機。ルビッカに洗脳されたエリス=ラディウスが乗ることもあった、
 
パイラヴァ
 
    大地系高位精霊《大地》のザムージュを守護精霊にもつ魔装機。
    ラングランのカークス将軍が隠していたエウリードを捕獲し、その技術を利用して建造したシュテドニアス最強の機体。
    赤い機体色に2本の尻尾をもっているのが特徴的。
    パイロットはラセツ=ノバステ。
    春秋戦争後に再建造され、ムデカ・ラーベンスとマーガレット・ウォンらも乗った。
    というか、こいつら負けるたびにこの手の再生魔装機を乗り換えてないか?

 


 

【エリアル王国】

和風テイストな、匠の国。
けっこうオタク気質。

スヴェンド
   │
   │   スヴェンドシリーズの基本となる機体。エリアル王国の主力量産機だと思われる。
   │   低位精霊ならどの属性でも契約できる画期的なシステムを搭載している。
   │   ただし、スヴェンドシリーズ全体で複数の精霊と契約できるのか、各々の機体が複数の精霊と契約できるのかは不明。
   │   風系の《颪》、水系の《時雨》、炎系の《狐火》、大地系の《黒曜石》などがある。
   │   
   ├─ スヴェンド・オラン
   │
   │      スヴェンドの接近格闘戦特化機体。巨大な長柄戦斧を持つ。
   │      エリアル王国アドバーザリー隊の中では、ゴシン・オーダとアオイ・カレントが、これに乗っている。
   │      それぞれ《時雨》と《黒曜石》。
   │   
   ├─ スヴェンド・ゲハード
   │
   │      オランと反対に長距離戦に特化していて、長弓を武器に使う。
   │      アドバーザリー隊の中では、スメラ・パラオムとユノー・ヌイーゼンが、これに乗っている。
   │      それぞれ《狐火》と《颪》。
   │

スヴェンド・ニーダム
 
       スヴェンドシリーズの最上位機。
       ただし、機体自体はピーキーで、操縦には高い技量を要求される。
       アドバーザリー部隊隊長、ライコウ・ゼフェンバー大尉が最初からこれに乗っていて、
       他の隊員も最終的にこれに乗り換える。
       ライコウとユノーが《颪》。ゴシンが《時雨》。アオイが《黒曜石》。スメラが《狐火》。
 
バゾーダン極
 
    
エリアル王国製魔装機、バゾーダンの晨明旅団仕様。
    旧式だがパワーだけはあるとのこと。
    これでも精霊と契約しているれっきとした魔装l機で、守護精霊は炎系低位精霊の《鬼火》。
    必殺技は、奥義・全部粉砕破。……何この頭の悪そうな名前。
    パイロットは、エリック・グレゴリックに、ズネロ・ホネーガ。

 


 

【ヴォルクルス教団】

◆邪神

       ヴォルクルス(分身)
         ││
         ││   ラ・ギアスの各地に眠る破壊神ヴォルクルスの分身で、上半身と下半身がそろっているので、姿だけは感染体に近い。
         ││   人の、信頼するものに裏切られた感情を糧に復活する。
         ││   ひとたび暴れだすと本能のままに破壊と殺戮の限りを尽くし、たとえ細胞の一片からでも再生するという。
         ││
         │├─ ヴォルクルス (分身・上半身)
         ││
         ││       上半身だけのもの。翼を使って飛行する。
         ││
         │└─ ヴォルクルス (分身・下半身)
         │
         │        下半身だけ。
         │
       サーヴァ・ヴォルクルス
         │
         │   ヴォルクルスの真名をもった、極めて本体に近い現し身。
         │   エルシーネが復活させた。
         │
   ┌─ 真ヴォルクルス
   │
   │       破壊神サーヴァ=ヴォルクルスの完全体。
   │       創造神ギゾース=グラギオス、調和神ルザムノ=ラスフィトートとともにラ=ギアスの3神と呼ばれている。
   │       シュレドニアスがラングランに侵攻、国王アルザール=グラン=ビルセイアが死亡したことで調和の結界が壊れ、
   │       その機にルオゾールが復活させた。
   │       シュウがマサキの手を借りて滅殺しているが、神としての思念体が消滅したわけではなく、依然として復活の機会を窺っている。
   │
   ├─ ナグツァート
   │
   │       魔神官であり、闇の貴族を自称するルオゾール=ゾラン=ロイエルの乗る咒霊機。
   │       エクトプラズムと賢者の石を使ってルオゾール自らが作り上げた。
   │       半分がアストラル界(精霊界)に属しているため、現実界と精霊界を自由に行き来することができる。
   │       また、その性質上、通常兵器では傷ひとつつけることができない。
   │       (サフィーネはこれを無敵モードと呼んでいる。)
   │
   │       ●ナグツァート改
   │
   │            ヴォルクルス教団の大司教サティルス・ギャレールが、ルオゾールより譲り受け、改良を加えたもの。
   │            シギドメンティルドデンというオリジナルの武装が追加されている。
   │            譲り受けた、と本人は言っているが、どうにも疑わしく感じるのだが……?
   │            実際のところ、ルオゾールが使っていた機体はヴォルクルスと融合してシュウに消滅させられているので、
   │            予備機、もしくは、設計図から建造したといったところなのだろうけど。
   │
真ナグツァート
 
       シュウによってもろともに撃破されたヴォルクルスとナグツァートが融合したもの。
       ルオゾールも復活している。
       ナグツァート以上に強力なアストラルシフトがなされていて、エクトプラズムコーティングを施した武器すら通用しなくなっている。
 
ラスフィトート
   │
   │   ラ・ギアスの3神が一柱。ルザムノ・ラスフィトートの現し身。
   │   人の無念の想いを糧にして復活する。
   │   最初の復活はティアンの命と引き換えに阻止したが、残念ながら後についに復活してしまう。
   │   調和の名に相応しく天秤を模した姿をしている。
   │
   └─ ルザムノ・ラスフィトート
 
          サーヴァ・ヴォルクスル同様、エルシーネが復活させた、極めて本体に近い現し身。

 

◆妖装機

ウィーゾル
  │
  │    妖装機と呼ばれる機体。
  │    人型と言えば人型であるが、脚が一本しかないのが特徴。
  │    操者は、サドでマゾでニンフォマニアのサフィーネ=ヴォルクルス。
  │
  └─ ウィーゾル改
 
          サフィーネ=ヴォルクルス改めサフィーネ=グレイスの乗る妖装機。
          ウィーゾルを強化したもので、サフィーネ自らが手がけた。
          そのせいか彼女の趣味を反映して、とてつもなく恥ずかしいデザインに仕上がっている。
          右肩にでっかく"改"の文字が描かれているのは、日本人であるシュウの影響。
 
ボランゾルン
 
    ヴォルクスル教団の大司教エルシーネ・ヴォルクルスが乗る妖装機。
    話の展開によってはラ・ギアスの3神のうち2神をつき従えて登場する。

 

◆靈裝機

ヂーヱン
  │
  │    ヴォルクルス教団が開発した魔装機。教団内では靈裝機と呼ばれている。
  │    開発時期は魔装機よりも古いが、耐久力があり、信頼性も高い。
  │    時間とともに改良が加えられたのか、補助システムに対消滅動力が搭載されている。
  │    操者はガエンやウーフ、カテキスなどの教団幹部。最後のほうは一般信者でも持っていた。
  │
  └─ ボーヰン
 
         ヂーヱンの上位機らしく、より生物的なフォルムをしている。
         それもそのはず、開発にはあのゼツが関与しているらしい。
         開発時期は今より30年前と、非常に古い。
         防御力が高く、対魔装機を想定しているため、物理防御のみならず魔法防御も高くなっている。
         精神耐性が低い操者は機体に魂を喰われてしまう。
         ウーフやグレプス、エルシーネなどが乗っている。

 

死霊装兵
 
    ルオゾールが召喚した死霊を実体化させたもの。
    デモンゴーレムと比べると戦闘能力は高い。
    ヴィルクルス同様、体の一部に女性の姿が見られる。

 


 

【その他】

デモンゴーレム
 
    魔術によって死霊の霊気を土塊に宿らせたもの。
    術を行使した場所によって性質が変わる。土であったり、岩であったり。
    時々金を含んだゴールドマンみたいなのがいるが、それは金鉱の近くでデモンゴーレムを製作したからである。
    術者の命令に従い、命令がない場合は破壊衝動のまま暴れる。
 
ルジャノール
   │
   │    土木作業用の人型重機。
   │
   └─ ルジャノール改
 
           ルジャノールを軍用、戦闘用に改良したもの。
           武装は、無反動バスーカにロケットハンマー、と貧弱。
           誰にでも扱えるのが特徴で、ガスパ=アルバレツをはじめとする反政府テロリスト『ラングラン解放戦線』でも
           使われていた。
 
グラフ=ドローン
   │
   │    飛行兵器。
   │    もともと偵察機だったものに簡単な武装を搭載して戦闘用とした。
   │    飛行のために徹底した軽量化が図られている。
   │    初期型は有人機だったが、開発が進んで無人でも運用できるようになった。
   │
   └─ グラフ=ドローン改
 
           武装と装甲を改良した発展型。
           完全無人機である。
 
           ●グラフ・ドローン極
 
               グラフ・ドローンの晨明旅団仕様。
               武装の名前が、巴琉巣罵流漢(パスルバルカン)に惨駄亜墓宇留(サンダーボール)と、
               極めて頭が悪そうである。
 
機装兵
 
    ソラティス神殿などに配備されている無人の警護ロボット。
    性能は低く、たいしたはたらきは期待できない。
 
移動要塞 / ソディウム級移動要塞
 
    ラ・ギアスで広く使われている陸上戦艦。
    搭載能力あり。

 

INDEX