バンプレストオリジナル ごちゃまぜ開発史
最終修正:2013年8月3日
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【ダブルGシリーズ】
EOTI機関がEOT特別審議会に依頼されるかたちでスタートしたプロジェクト。
ビアン・ゾルダーク博士にとっては思想的に敵対するEOT特別審議会からの依頼であったが、
当時イスルギ重工とともに極秘裏に進めていたリオンシリーズの開発をカムフラージュするために、これを引き受けた。
ダブルGは、その全てがアースクレイドルへ配備され、施設の能動的な防衛――
つまり自ら積極的に打って出るかたちで敵を排除する役目を担う予定だった。
基本設計はビアン博士。ただし、諸々の事情で博士が最後まで手がけることができず、
各機のロールアウトはテスラ研やトオミネ・ラボなどで行われた。
DGG-XAM1 ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン 1号機
│
│ アースクレイドル防衛用特機の1号機。開発段階からゼンガー・ゾンボルトの搭乗を予定していた。
│ ABMD(人工骨格筋肉駆動)システム(=人口筋肉)とDML(Direct Motion Link)システムの採用によって
│ 搭乗者の動きをほぼそのまま機体に反映させることができる。
│ ただし、機体の最終調整が間に合わず、初起動時に行動不能に陥り、
│ その後に受けた攻撃により内蔵武器のほとんどが使用不能になった。
│
│ 【OG】マニュアルスペックの上ではダイナミックナックル、ゼネラルブラスターに加えて、ガーディアンズ・ソードを装備し、
│ 最終的にはネオ・チャクラムシューター、Gインパクトステークも追加される予定だった。
│ また、OSはABMDシステムとDMLシステムを最大限に活かす『JINKI-1』を予定していた。
│ 【α】ゼンガー後期搭乗体の最初の姿。
│ ダイナミックナックル、ゼネラルブラスターなどが装備されていた。
│
└─ DGG-XAM1 ダイゼンガー (武神装攻ダイゼンガー/ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン 1号機)
ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン1号機を再調整したもの。参式斬艦刀を受け継ぐ。
剣よ舞え拳よ唸れな機体ではなくなり、剣撃戦闘用として再調整されている。
ダイナミック・ゼネラル・ガーディアンをダイゼンガーと略した親分は凄いと思います。
「武神装攻だと!? 今度は何の略だ」 「もはや問答無用!」 は屈指の迷場面であろう。
【OG】一度半壊した後、フィリオ・プレスティがOSを書き換えて、どうにか動かせるようになった。
なお、あまり詳しくは語られていないが、このときの最初のOSがTC-OSで、
そして、フィリオが書き換えた後のOSこそが『JINKI-1』である。
内蔵火器が一切使えないため、すべての攻撃を斬艦刀のみで繰り返す。
その後、OSとともに武装を切り替えられる状態を経て(後述)、
最終的に封印戦争時には完全統合されて、斬艦刀を振るいつつ内蔵兵器も扱うことができるようになった。
なにげにダブルG2号機のマントをつけることができたりする。
【α】やはり内蔵武器は使えず、参式から受け継いだ斬艦刀一本で攻撃を繰り出す。
封印戦争後もなぜか修理はなされなかった。
というか、ゼンガー編が正史となるトウマ編なら兎も角、その他のストーリィでまでも内蔵兵器がぶっ壊れているのかが謎。
●ダイゼンガー (TC-OS)
【OG】ダイゼンガーをJINKI-1ではなくTC-OSで制御した状態。
いつの間にか修理が進んでいたらしく、修羅の乱の最中、マグナス・アルドのアンドラスに斬艦刀を破壊された際に、
OSのモードを切り替え、すべての内蔵武器を復帰させた。
斬艦刀は振るえないが、ダイナミック・ナックル、ゼネラル・ブラスター、ガーディアンズ・ソードが使えるようになる。
DGG-XAM2 アウセンザイター (ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン 2号機)
ビアン・ゾルダークの遺産のひとつで、二挺拳銃ランツェ・カノーネを装備した射撃戦用機体。
踵につけられたフェルゼ・ラートにより陸上での高い機動性を誇る。
開発段階からエルザムの搭乗を予定していた。また、同じく搭乗者の決まっていた1号機との連携も考えていたらしく、
騎馬形態プフェールトモードには1号機が騎乗できるようになっている。
ただ、1号機の斬艦刀装備はあくまでも応急処置であり、それを考えれば竜巻斬艦刀は
ゼンガーとエルザムならではの即席合体攻撃だったのだろう。
「ビアン総帥は私の望みを誰よりも理解しておられた」とはエルザムの言葉。お前は馬になりたかったのかと。
(正確には、一兵士、一戦士として戦場を駆け抜けたかった、という意味)
【OG】L5戦役後、1号機とともにシュウ・シラカワによってテスラ研に持ち込まれていた。
アウセンザイターの名はレーツェルがその場のノリで決めた。プフェールトモードのダイトロンベはどこまで本気か不明。
【α】テスラ・ライヒ研究所にてロールアウト。
宇宙だろうがどこだろうがフェルゼ・ラートで砂煙を上げて疾走し、
背後の崖から強襲するシュツルム・アングリフは格好いいを通り越してもはやギャグだが、
ここまで突き抜けると一周回ってやはり格好いいと思えるのが不思議なものである。
DGG-XAM3 ジンライ (ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン 3号機)
│ │
│ │ 【OG】4号機とともにBフレームまで組み上げてそのまま解体処分になったと思われていたが、カオル・トオミネ博士がひそかに完成させていた。
│ │ ビアン・ゾルダーク博士が設計したダイナミック・ゼネラル・ガーディアン3号機にマン・マシン・インターフェイス、
│ │ "LIOH"(Lead Innovation Organic Hermony) を搭載した機体である。らいおー☆
│ │ 高速格闘戦用で、AI 『システムZLAI』によって制御される無人機。
│ │ あえて無人機にしたのは、有人機であるDGG1号機、2号機を倒すことで自分がビアン博士よりも優れていると示そうとしたからである。
│ │ そのためダイゼンガーとアウセンザイターの破壊を最優先の目的としている。
│ │ 武器は、アンカー付きの忍者刀アンカー・シークレイト・ソードと手甲に仕込んだ十字手裏剣マルチプライ・ブレード、
│ │ それに加えて、苦無型のペインレスダガー。
│ │ 改良されたABMD(人口骨格筋肉駆動)システムが使われていて、ほかの2機のDGGよりも俊敏な動きを実現している。
│ │ また、RAM(電波吸収材料)マントを装備し、EA(電子攻撃)、EP(電子防御)にも優れる。
│ │ 量産型ジンライを制御することも可能で、これらを指して機忍軍と称されることもある。
│ │ 【α】DGG3号機となる予定だった機体。ただし、ジンライの名は出てこない。
│ │ ビアン総帥の設計思想のもと、カオル・トオミネ博士が開発を行っていたが、
│ │ しかし、博士がビアンと袂を分かった際に持ち去ってしまった。
│ │
│ └─ GSBM-007 量産型ジンライ
│
│ 【OG】ジンライの簡易量産型。ジンライに比べるといくつかの仕様がオミットされている。
│ 動力源や装甲素材には簡易で廉価なものが使われ、ABMDシステムも脚部にしか組み込まれていない。
│ しかし、その分、特機型の機動兵器にしては、生産性や整備性が高いものに仕上がっている。
│ 武器はショート・シークレイト・ソード。やはり無人機で、AI0によって制御されている。
│
│ ┌─ 雷鳳
│ │
│ │ 【α】トオミネ・ラボでロールアウトした直後の、パイロットであるトウマに対し完全にはアジャストされていない状態。
│ │ 攻撃方法は、ミドルレンジ格闘攻撃とワイドレンジ格闘攻撃の2種類しかない。
│ │
(DGG-XAM3) 雷鳳
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│ ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン3号機を改修したもの。
│ システムLIOHとDMLシステムを搭載している。
│ システムLIOHはマン・マシン・インターフェイスであると同時に機体を制御するOSであり、
│ 搭乗者の特性を学んだ上で潜在能力を引き出す、一種の兵員養成システムでもある。が、、致命的な暴走を引き起こしたために外された。
│ パイロットは、トウマ・カノウ。
│ 手持ちの武器はなく、空手を使うトウマに合わせて蹴り技を主体に戦う。
│
│ 【OG】鹵獲したジンライを改修したもの。
│ ダイゼンガーやアウセンザイター用に開発されていたブースターを脚部に埋め込み、外観も大きく変わっている。
│ 加えて、色も白に塗り替えられた。
│ 首に巻いているマフラーのようなものは、ジンライのRAMマントの残骸である。
│ 初出撃の際にシステムLIOHに組み込まれていたBSKモードによって暴走し、
│ 以後、DMLシステムをメインにし、システムLIOHは補助程度に機能を落とされた。
│ さらにその後、トオミネ博士の手でS-BSKモードを外部から強制起動された際、システムLIOHを爆破してしまった。
│ 雷鳳の名を考えたのはトウマで、ロブの案である"ライジン"を安直と一蹴したマリオン博士も絶賛した。
│ 【α】ビアンのもとを去ったトオミネ博士が組み上げ、トオミネ・ラボにてロールアウトした機体。
│ ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン3号機に画期的なマン・マシン・インターフェイス"LIOH"(Lead
Innovation Organic Hermony) を搭載している。
│ また、外見にも大幅に手が加えられていて、元のDGG3号機の面影をまったく残していないらしい。
│ 当初より量産化を前提としていたので、量産試作機と呼べるのかもしれない。
│ オプションプロジェクトも存在し、状況によってフライトユニット、マリンパック、ドリルモジュールなどを換装する予定だった。
│ パイロットはトウマ・カノウで、雷鳳は彼に合わせて足技主体の格闘戦機体に調整されている。
│ システムLIOH は優秀な兵員養成システムである一方で、対象となる搭乗者のことを一切考えず限界を超えさせてしまう危険な側面を持ち合わせている。
│ 実際、結果としてトウマが暴走してしまった。
│ 事故後、システムLIOHは外され、ダイゼンガーと同じくDMLを搭載することになった。
│ 開発者のカオル・トオミネ博士の意思により、ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン3号機としての承認は受けていない。
│ よく名前を間違えられる機体その2。雷凰、じゃなくて、雷鳳、ね。
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└─ DGG-XAM3C 大雷鳳 (ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン 3号機)
【α】量産試作機ともいえる雷鳳を、トウマに合わせて徹底的にカスタム化した機体。
本来の目的である、量産前提、兵員養成とは完全に逆行している。
出力向上のためプラズマ・コンバータが強化されているが、それに伴って機体重量が増加してしまい、
今度はそれをカバーするために全身にブースタが埋め込まれている。
おかげで機体強度とスピード、パワーのバランスが劣悪で、普通のパイロットでは歩くことすらできない。
大雷鳳とは『ダイナミック・ライトニング・オーバー』の略称。英語を日本語的に略した挙句、漢字を当てはめるなどという
ぶっ飛んだことをするのは、きっとあの人なのだろう。もはや問答無用である。
改良にはミナキ・トオミネと、ゼンガー・ゾンボルトが関わっている。
ミナキの意向によりこの段階になってようやくダイナミック・ゼネラル・ガーディアン3号機としての認可を受ける。
しかし、まぁ、あれだ。雷鳳からずいぶんとパワーアップされているが、何よりもパイロットをコクピットまで
引っ張り上げてくれるトラクタービームに脅威のテクノロジーを感じるのだが、気のせいだろうか?
ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン 4号機
詳細不明。
アウルゲルミル
アースクレイドルの中枢システム、メイガスがアストラナガンの残骸を取り込み、マシンセルとズフィルード・クリスタルで異常進化した姿。
ズフォルード・クリスタルによる自己修復能力を備えている。
月施設を破壊するために、イージス計画発動前の現代世界に時間跳躍してくるが、逆にそこで破壊されることとなった。
搭乗者は、マシンセルを注入されたソフィア・ネート博士を取り込んだコンピュータ、メイガス。
【コンパチカイザー】
ファイターロアの駆る対ダークブレイン用の特殊人型機動兵器。
コンパチカイザー
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│ かつて戦士ロアがダークブレインと戦ったときの機体。
│ 次元を超えて逃げようとするダークブレインを、Gサンダーゲートとともに追うも、結局は大破状態で現代の地球に漂着した。
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│ ┌─ ファイター・ロア
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│ │ 【OG】コウタ・アズマがロア・アーマーを装着することでファイター・ロアとなる。
│ │ 武器はビームガンと、炎を操り竜を模した火炎で攻撃するファイヤー・ドラゴン。
│ │ 【OG】一時期、アクセル・アルマーらとともにエンドレス・フロンティアに飛ばされていた。
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│ │ ●ファイター・ロア (バトルレーサー装備)
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│ │ 【OG】バトルレーサーと呼ばれるエアボードに乗ったファイター・ロア。
│ │ バトルレーサーでの突撃技、ファイヤー・レーサーが追加されている。
│ │ また、ビームガンにパーツを装着し、弓型にすることでビームボゥとなり、複数の敵に対し遠距離攻撃ができるようになる。
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コンパチブルカイザー
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│ 【OG】別の時空におけるダークブレインとの戦いで大破し、この世界に落ちてきたものを
│ キサブロー・アズマ博士がバリッとした感じに修復した機体。
│ ダブルGシリーズ似ていると言われたのは、キサブロー博士が過去にEOTI機関に所属していたからだと思われる。
│ 動力源はオーバー・ゲート・エンジン。これが100%機能すれば時空間跳躍も可能となるが、
│ 今はまだ完全には修復できていない。それでも短距離の空間跳躍は可能である。
│ パイロットは、ダークブレインとの戦いで肉体を失ったロアと、ファイター・ロアとなったコウタ・アズマ。
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│ ┌─ Gサンダーゲート
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│ │ 【OG】黒い大型戦闘機。過去、ロアのコンパチブルカイザーとともにダークブレインに挑み、
│ │ その戦いの最中に破壊されたと思われていた。
│ │ が、実はダークブレインによって回収、修復され、対ロア用としてデュミナスに与えられていた。
│ │ エンジンはコンパチブルカイザーと同じくオーバー・ゲート・エンジンが用いられている。
│ │ パイロットはエミィ・アーマーを装着しファイター・エミィとなったショウコ・アズマ。
│ │ 当初はデュミナスの支配下で洗脳状態にあったが、後にコウタのもとへと帰った。
│ │ その際に黒かったボディは、コンパチブルカイザーと同じ赤を基調としたカラーリングへと戻っている。
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└─ Gコンパチブルカイザー
【OG】コンパチブルカイザーとGサンダーゲートがGコンビネーション(要するに合体)した機体。
Gサンダーゲートがコンパチブルカイザーの背中にドッキングするかたちになっている。
運動性と機動力が向上し、武器にはショルダー・キャノンや、ファイター・ロアのときにも使っていたファイヤー・ドラゴンなどが追加された。
また、2基のオーバー・ゲート・エンジンが連動したことによって、オーバー・カイザー・ソードも使えるようになっている。
ただ、地球の技術で修復されたコンパチブルカイザーと、ダークブレイン側の技術によって修復されたGサンダーゲートの
組み合わせでは少なからず無理があるようで、まだ完全に力を発揮し切れていないらしい。
バンカラン
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│ 【OG】キサブロー・アズマ博士が、コンパチブルカイザーと出会う前からある企業の依頼を受けて開発していたスーパーロボット。
│ モデルは若かりしころのキサブロー博士らしい。
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└─ Gバンカラン (頑鉄番長Gバンカラン)
【OG】基本的にはバンカランとほとんど変わっておらず、Gバンカランの名も乗り込んだミチルが勝手に名乗っただけである。
唯一、コンパチブルカイザーで得られたノウハウがフィードバックされ、関節部分に改良が加えられている。
重装甲と堅牢なフレームのおかげで耐久力が高く、それらを活かした接近格闘戦を得意とするパワーファイター。
また、前述の改良された関節部分により見た目以上に俊敏に動き、下駄で走ることができる。
開発者であるキサブロー博士は何かあれば自らこれに乗って戦うつもりだったが、ミチル・ハナテンが乗り込むこととなった。